
こんにちは、犬星ななみです。
マイホームを育休中にほぼ1ヶ月で決めて、頭金なしで購入。
フリーランスの夫の事業失敗からマイナスからのスタートでも
家計を守るために奮闘している2児の休職中な薬剤師ママです。
ここでは「今も未来も笑顔でいるため」の節約術や工夫、
またお薬の知識などをシェアしています。
ここのところ暑くなって来ましたね。
暑くなると足が攣る,頭が痛いなどという経験はありませんか?
それ,脱水症かもしれません。
脱水症とは
脱水とは,体から水分と電解質(塩分など)を失っている状態のことです。
私たちの体の半分以上は水分でできています。
この水分のことを「体液」と言います。
体液は主に「水」と「電解質(塩分など)」でできています。
体重の2%以上の体液が失われると,脱水症に陥ります。
年齢によって異なる体液割合
よく子供や高齢者が脱水になりやすい,と聞いたことはないでしょうか。
それは年齢によって体液の割合が異なるからです。
それぞれ新生児は80%,小児70%,成人60%,高齢者50%と言われています。
脱水になると現れる症状
脱水の度合いは,体液が失われることによる体重の割兄より3段階に分けられます。
軽度
例として50キロの人の場合
2〜5%未満,1kg以上〜2.5kg未満
症状としては喉の渇きや尿量の減少,食欲不振,軽い下痢や嘔吐が挙げられます。
中度
5%〜10%未満,2.5kg以上〜5kg未満
症状としては全身の倦怠感や頭痛,吐き気,めまい,頻脈,皮膚の乾燥,指先の冷感が挙げられます。
重症
10%以上,5kg以上の減少。
症状としては血圧低下や意識障害,呼吸困難,意識不明,心臓機能の停止,臓器障害などが挙げられます。
重症の場合,命に関わる可能性があるため早期に医療機関に受診することが重要です。
他にも様々な臓器に異変が生じることも
めまい,立ちくらみ,集中力の低下,記憶力の低下,頭痛,痙攣
食欲低下,吐き気,下痢,嘔吐,便秘
筋肉痛,痺れ,こむら返りなど

お水を飲むだけじゃダメなの?

脱水は単なる水の不足じゃなくて,体から塩分なども同時に失われた状態だから
水だけ飲んでもダメなんだよ
子供と高齢者が要注意な理由
体液の割合から見ても高齢者がなりやすいのはわかりますよね。
ではなぜ子どもも注意が必要なのか解説します。
子どもが脱水症になりやすい3つの理由
1つ目:成長期は水分を多く必要とし,水分の出入りが激しい
2つ目:体重あたりの皮膚や呼吸から失われる水分が大人と比べて多い
3つ目:汗をかく機能など体の機能が未熟
高齢者が脱水症になりやすい3つの理由
1つ目:体液を貯める筋肉が少ない
2つ目:飲んだり食べたりする量が減っている
3つ目:喉の渇きや暑さに気づきにくくなる

だから子どもや高齢者は特に注意をしてあげることが大切だね
脱水症になってしまったら
ではいざ脱水症になってしまったらどうすればいいか。
水と電解質(特に塩分)を速やかに補うことが大切です。
軽度から中程度の脱水症における応急処置としていくつか例をご紹介します。
水分補給を促す
発汗,発熱を伴う時は電解質を補いましょう。
特に市販の経口補水液は,体への水分吸収が早く電解質も含まれています。

最近はOSー1でもりんご味が出て飲みやすいと評判です
実際にわたしの母(60代)も0Sー1を運動前と寝る前に飲むようになってからは
こむら返りがほとんどなくなったそうです!
温度と湿度を調整する
高齢になるにつれて体の機能が低下し,温度変化を感じにくくなります。
服装や寝具による調節もこまめに行いましょう。
また,高齢者は節約志向からも冷房を使わない場合もありますが,適度に室温をコントロールすることも意識しましょう!
水だけでなく電解質(塩分など)も摂る
お水だけ飲んでいては脱水症は治りません。
例えば梅干しやお味噌汁なんかも塩分があるので,お子さんなどどうしても経口補水液を嫌がる場合は塩気のあるものを摂らせてあげましょう。
注意!飲む時は一気に飲まないで!
頭が痛い,喉が渇くからと言って焦って一気にぐびっと飲むのはお勧めしません。
特に嘔吐や下痢,吐き気がある時中度の場合は
スプーン1杯ずつ,口に含んで少しずつ量を増やしたりなど様子を見るのがお勧めです。
まとめ
子どもや高齢者は気づかないうちに脱水症になっていることが多いです。
これから本格的に暑くなってきます。
脱水症はなってからの対応よりならないように予防することが大切です。
規則正しい食生活と適切な水分補給,電解質補給をして暑い夏を乗り切りましょう!
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